デイトレード戦略
戦略 - 2020年03月20日 (金)
■だいまんの今日のウラ読み戦略■
daimanfx.com
2020年03月20日(金)12:00
【今日の一言】
荒れた展開が続きそうだが、週末のポジション調整もあるので注意
【昨晩の海外】
昨晩の海外市場は、ドル資金不足を背景としたドル買いが続いた。ただ、各国中央銀行の流動性供給策や金融緩和を受けて、株価指数はどうにか価格を維持したことで、クロス円は総じて買い戻しが優勢となった。NYダウは、前日比721ドル安からスタート後、543ドル高まで反発したが、高値圏は維持出来ていない。また米3月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数は、-12.7と予想の10.0を大幅に下回り、週間新規失業保険申請件数も、28.1万件と予想の22万件から悪化したが、影響は限定された。
ドル円は110.95まで上昇、ユーロドルは1.0655まで下落、ポンドドルは、英中銀が、臨時のMPCを開催、政策金利を0.15%引き下げ、過去最低の0.10%とすると発表。英国債や社債などを買い入れる量的緩和策も再開し、購入枠を総額6450億ポンドに増やすとしたことで、一時1.1794まで反発後、「首都ロンドン閉鎖の噂」や「EUや米国との通商交渉が難航する」との思惑もあって1.1494まで売りに押された。
一方クロス円では、ユーロ円が117.41まで下落、ポンド円は129.59まで反発、オージー円が65.55、NZD円は65.02、カナダ円は76.50まで買い戻された。
【本日の材料】
東京市場休場(春分の日)
16:00 (独) 2月生産者物価指数 [前月比] (前回0.8%)
16:00 (独) 2月生産者物価指数 [前年比] (前回0.2%)
18:00 (ユーロ圏) 1月経常収支・季調済 (前回326億ユーロ)
18:00 (ユーロ圏) 1月経常収支・季調前 (前回512億ユーロ)
18:00 (ポーランド) 2月小売売上高 [前年比] (前回5.7% 5.9%)
19:30 (ロシア) ロシア中銀・政策金利公表 (現行6.00% 予想6.00%)
21:00 (メキシコ) 第4四半期民間支出 [前年比] (前回0.8%)
21:00 (メキシコ) 第4四半期民間支出 [前期比] (前回0.6%)
21:00 (メキシコ) 第4四半期総需要 [前年比] (前回-0.3%)
21:00 (メキシコ) 第4四半期総需要 [前期比] (前回0.3%)
21:30 (加) 1月小売売上高 [前月比] (前回0.0%)
21:30 (加) 1月小売売上高・除自動車 [前月比] (前回0.5%)
22:00 (ロシア) 2月失業率 (前回4.7% 予想4.7%)
23:00 (米) 2月中古住宅販売件数 [年率換算件数] (前回546万件 予想552万件)
23:00 (米) 2月中古住宅販売件数 [前月比] (前回-1.3% 予想1.1%)
NYダウ・メジャーSQ
03/22(日)
仏統一地方選挙
【注目ポイント&今日のウラ読み】
昨日もドルの資金不足から、ドル買いが続きましたが、一部やり過ぎ感も強く、追いかけるのは止めて置いた方が良さそうです。本日も株価にらみの展開ですが、アジア時間は本邦が不在で、商いが薄くなるので注意ですが、その分何か材料が出た場合、荒れた動きとなることは留意して対応しましょう。
経済指標としては、ユーロ圏では、独2月生産者物価指数、ユーロ圏1月経常収支、カナダでは、1月小売売上高、米国では、2月中古住宅販売件数などが公表されますが、荒れt展開であることや弱い数字は想定の範囲となっていることで、経済指標に対する反応は限定される展開が続きそうです。
その他では、週末もあって、現状のドル買いに巻き戻しが出易いことは注意しておきましょう。また株価面では、NYダウがメジャーSQを迎えます。この価格が今後NYダウを支えることが出来るのか、注目しましょう。
【高島暦&アストロ】
なし
【本日の戦略】
(注意点=相場の見通しは、基本的にデイ・トレードの範囲ですが、中長期的な見解の場合、必ず「中長期的な見方」と明示して表記します。 ストップ・レベルは、基本的にチャート・レベルで決定していますが、非常に狭いレベルで決定していることや、各社スプレッドが異なること、更に騙しを考慮するなら、このレートから5-10ポイント離したレベルで、設定することをお勧めします。 また、エントリー・ポイントは理想的なレベルで掲載しますが、届かないケースでは、ストップ・レベルを見合いに、「アト・ザ・ベスト=ご自身で判断した最良ポイント」で臨んでください。)
戦略に関する参考リンク: http://www.savetheyen.com/kaisetsu.html
ドル円 (予想レンジ=110.00-111.50)
(基本戦略:売り場探し逆張り)
下値を101.15-25で維持して、上昇が111.35-40まで拡大。上値は111.35-40を超えて、111.45-50、111.60-70、111.70-80、111.95-00が視野となるが、順次売りが出易い。112.00-10や112.15-25を超えて112.35-45、112.45-55、112.65-70、112.70-80が視野となるが押さえると更に上値追い出来ない。一方下値は110.95-05の維持では強いが、割れると110.75-85、110.55-65、110.40-50、110.25-35が視野となるが、維持では堅調が続くが、109.95-05を割れると109.55-65,109.40-50、108.95-05、108.75-85が視野となるが、買いが入り易い。(予想時レート:111.13 予想時間10:09)
ユーロドル :(予想レンジ=1.0600―1.0800)
(基本戦略:突っ込みは避けて、戻り売り)
反発が1.1485-95でCapされて、下落が1.0645-55まで拡大。上値は1.0705-10が抑えると弱い。1.0715-20を超えて、1.0725-30、1.0775-85、1.0795-05、1.0815-20が視野となるが売りが出易い。1.0835-45を超えて、1.0865-70、1.0885-95、1.0895-05、1.0935-40、1.0945-55が視野となる。一方下値は、1.0655-65の維持では良いが、1.0645-55を割れると1.0635-45、1.0615-25、1.0595-05を維持出来ずに、1.0585-90や1.0565-75を割れると1.0535-45まで視野となる。維持は不透明だが、1.0525-30を割れると1.0505-15まで視野となる。(予想時レート:1.0697 予想時間10:37)
ポンドドル:(予想レンジ=1.1450-1.1750)
(基本戦略:突っ込みは避けて、戻り売り)
反発が1.3115-25でCapされて、下落が1.1405-10まで再拡大。上値は1.1645-55、1.1065-75、1.1695-05、1.1745-55が抑えると弱い。1.1790-00を超えて、1.1845-55、1.1875-80、1.1915-20、1.1945-55、1.1985-90、1.1995-05、1.2040-50、1.2065-75、1.2095-00が視野となる。一方下値は、1.1575-80、1.1545-50、1.1525-30、1.1475-80、1.1425-35の維持では良いが、1.1405-10を割れると1.1395-05、1.1375-80の安値を割れると、1.1300、1.1200、1.1100などのサイコロジカルなポイントの維持で焦点となるが、最大のリスクは、1.1000を割れるケースで、その場合歴史的な安値となる1.0525を目指す可能性が指摘されるが、恐らくこういった下落では、英中銀の市場介入もあるかもしれない。(予想時レート:1.1646 予想時間:11:30)