ポンドが動くか
戦略 - 2019年02月07日 (木)

今夜の注目は、またまたポンド相場となりそう。
まず、英中銀の金融政策委員会の結果と四半期のインフレ・リポートが公表される。政策金利は据え置かれる予定で、この点は織り込みの範囲だが、インフレ・リポートの結果には注意。ただ、現状ポンド相場は、下げ止まりが見えており、強い見通しが出る可能性は低そう。また、カーニー総裁が、委員会後記者会見を行う。引き続きブレグジットに対する警戒感を示す可能性が高く、こういった面がポンド相場の上値を押さえるかもしれない。
加えて、メイ首相がユンケル欧州委員長と会談する。1月29日に、英議会で決定した内容で、再交渉に臨むと見られるが、EUサイドでは、離脱協定の再交渉を受け入れられないと態度を固めている。もし、この会談が不調に終わるなら、3月末を控えて、ハード・ブレグジットに突入するとの懸念が高まることで、ポンドはまた大きく売られるかもしれないので大注目。
ポンドドルは、売りが出易いが、それだけ逆に持って行かれるリスクもあることは考慮して対応したい。
上値は、1.2965-70が押さえると弱い。1.2975-85を越えて、1.2995-05、1.3010-30が視野となるが、押さえると弱い。1.3045-55を超えて1.3065-70、1.3085-90が視野となるが、売りが出易い。1.3095-05を越えて、1.3115-25、1.3135-40が視野となるが押さえると上値追い出来ない。1.3155-65を超えて1.3165-70、1.3185-90が視野となるが、上抜けは不透明。リスクは1.3195-05や1.3215-20越え。一方下値は1.2920-30の維持では良いが、割れると1.2885-95、1.2845-60が視野となる。このリスクは1.2825-35割れで、その場合1.2795-05、1.2745-55までポイントが薄くなる。
戦略は、売りを1.2970、1.3020、1.3065、1.3090に置いて、ストップを1.3160とする。 買いは、深めのみとして、1.2860、1.2800、1.2755において、ストップを1.2695としたい。利食いは一応100BPとするが、臨機応変にする予定。