ドル全面安
テクニカル - 2018年01月25日 (木)

24日の市場は、ドルが全面安の流れ。このドル安の原因を、はっきりと一つに絞り込むことは難しいが、可能性として考えられることは、まずトレンド的な巻き戻しやテクニカルな側面、一方ファンダメンタルズ面からは、トランプ減税が決定し、米国のレパトリ減税が決着したことで、それまで企業がヘッジしていたポジションが最終的に巻き戻しに合っている可能性がありそう。
24日のNY株式市場は、ドル安が米企業業績にプラスとの見方から上昇しているが、ただ、昨年米企業は、相当ドルが高いところで買い戻しており、こうなるとレパトリ減税の恩恵もあまりないかもしれない。
若干クライマックス的なドル売り局面となっていることは注意しておきたい。
一方ドル・インデックスから見ると、現状89.232まで下落。特に日足ベースからは、エリオット第5波の下落局面にあり、未だ調整リスクは残るが、ただ、月足からは、2009年3月の高値89.624から2010年7月の高値となる88.708ゾーンに達しており、更には86.50近辺には、ロング・ランの月足サポートが控えており、最終局面であり、こういった位置はドルの下げ止まりの相当良い位置にあることは留意しておきたい。尚ドル・インデックスが更に調整した場合の、主要ドル・ストレートのレベルは以下の通り。(ただし、終値ベースなので、100BPぐらいブレが発生するリスクがあります)
ドル・インデックス---88.708-----86.50
ユーロドル-----------1.2487-----1.2806
ポンドドル-----------1.4160-----1.4521
ドル円---------------108.43-----105.73
ドルスイス-----------0.9431-----0.9196