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きな臭い話

 今週17-18日に、ドイツのバーデン・バーデンで20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が開催される。通常ならあまり材料とならないが、今回ムニューシン米財務長官のデビュー戦であり、トランプ政権が貿易不均衡や為替政策に対する批判を強める中、同氏があらためて、ドル相場に対してどういった発言をするか大きな焦点となる。
 
 一応同氏は中期的に強いドルを支持するも、短期的には、「過度に強いドルは、米経済にマイナスの影響を与える可能性がある」と発言しており、同様な話だけなら一定の織り込みもあるだろうが、直近「きな臭い」話が入ってきているので注意となる。
 ロイター通信が報じているが、同社が入手した共同声明の草案では、今回「為替相場の安定維持をうたうお決まりの文言」が削除されたと言うのだ。昨年の声明に盛り込まれた為替相場の「過度のボラティリティー」や「無秩序な動き」、「競争的な通貨切り下げ」を回避するとの言い回しが削除されたようだ。 一方で「行き過ぎた世界的な不均衡」という文言が約10年ぶりに復活し、貿易赤字解消のためドル安を望むトランプ新政権の意向が反映されているようだ。
 
 米国の意向だけが、ここまで反映されるのかは不透明で、その他諸国は、自国通貨高や通貨戦争を望んでおらず、反対意見も強く出て来ることが想定される。ただ、もし本当に米国の意向を反映して、こういった形の声明が実現するなら、為替市場に大きなショックが走る可能性には注意しておきたい。
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プロフィール

Author:daimanfx
文一雄【通称:だいまん】
1957年生まれ。青山学院大学英米文学科卒。アジア系外銀にて、外国為替の貿易事務、マネー、債券、為替ディーラーを歴任。 ディーリング及び決済関連業務に精通。 2002年の資金部次長時代に、20年間勤務した同銀行を退職。 銀行在籍時より運営していた外国為替予想サイト「円を救え」(http://www.savetheyen.com)をベースに、 個人のFX取引の拡大を支援するために、相場予想及び、為替取引の個人向け実地教育を中心とした㈱FXSCを設立。 2004年より、外国為替をメイン・テーマとしたインターネット・ラジオ「だいまんの為替で大儲け?!」(http://www.forexradio.net)を開始。 著書に「外貨建て投資入門&実践ガイド」(エム・ケイ・ニュース社)、及び「あなたのお金を10倍にする外貨投資術」(フォレスト出版)がある。

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